鳥獣識別・生態問題 対策|過去問で覚える

このカテゴリでは、狩猟対象鳥獣と保護鳥獣の識別力が問われます。写真や特徴から正確に判断する力が必要で、見分けを誤ると違法行為につながるため重要な分野です。

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161〜170 / 172問(17 / 18ページ)
問161:放血(血抜き)処理についての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.343)
  • ア:捕獲後できるだけ早く行う。
  • イ:捕獲後1日たってから行う。
  • ウ:捕獲後肉が腐らないうちならいつでもよい。
答)ア
肉の生臭さやアクを少なくするには、捕獲後、速やかに放血(血抜き)処理することが重要
問162:ハシブトガラスについての次の記述のうち、誤っているものはどれか。(問題番号.344)
  • ア:ハシブトガラスが生息する地域には、ハシボソガラスは生息していない。
  • イ:ハシブトガラス、ハシボソガラスとも雑食性である。
  • ウ:ハシブトガラス、ハシボソガラスとも樹上で営巣し、秋冬期には群を作ることが多い。
答)ア
ハシブトハシボソガラスは、ほぼ同じ地域に生息。いずれも雑食性樹上で営巣し秋には群れを作ることが多い。
問163:ハシブトガラスについての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.345)
  • ア:ハシボソガラスより体とくちばしは大きめである。
  • イ:ハシボソガラスよりくちばしは太いが、体は小さめである。
  • ウ:ハシボソガラスと違い、大群を作ることはほとんどない。
答)ア
ハシブトはハシボソよりくちばしが太く、体も大きめ。いずれも、秋には群れを作ることが多い。
問164:鳥獣の保護及び管理についての次の記述のうち、 適切なものはどれか。(問題番号.346)
  • ア:野生鳥獣は、 農林水産業や生活環境への被害をもたらすため、甚大な被害が生じた場合には、直ちに 根絶させるための徹底した捕獲を実施しなければならない。
  • イ:地域的に著しくニホンジカが増加し、生態系へ甚大な被害が発生している場合でも、進入防止柵の設 置が対策の基本であり、捕獲による対策は極力避けなければならない。
  • ウ:極力農林水産被害の軽減と鳥獣の地域個体群の存続を図るためには、第一種特定鳥獣保護計画、第二 種特定鳥獣管理計画の策定による総合的な取組が効果的である。
答)ウ
鳥獣の保護及び管理は、その生息数が著しく減少し又はその生息地の範囲が縮小してい る鳥獣を第一種特定鳥獣保護計画に基づき保護することとしている。また、その生息数 が著しく増加し又はその生息地の範囲が拡大している鳥獣については、第二種特定鳥獣 管理計画に基づき個体群管理を適確に行うこととしている。
問165:368人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。(問題番号.368)
  • ア:発見されていない感染症があるなど、未知の部分があることに充分留意することが必要である。
  • イ:野生動物との接触によって感染するもので、その肉を食べることによって感染することはない。
  • ウ:感染症によっては、感染することによって、死亡する場合もある。
答)イ
すべての感染症が明らかになっているわけではなく、場合によっては死に至る感染症もある。肉を食べる場合は、加熱処理することが基本である。
問166:人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.369)
  • ア:野生鳥獣の生肉を塩水につけこむことにより、肉を食べることによる感染を予防できる場合が多い。
  • イ:感染を予防するためには、ビニール手袋などを装着するなどして、可能な限り血液などの体液と直接接触を避けることが望ましい。
  • ウ:イノシシと違ってシカには感染症がほとんどないことから、シカ肉を生で食べても健康上の問題はほとんどない。
答)イ
感染を予防するためには、生肉を食べたり、体液に直接ふれたりしないようにすることが重要である。シカの生肉にもウイルス等が含まれる場合がある。
問167:370人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.370)
  • ア:ダニの寄生による感染症は、予防注射によって予防できる。
  • イ:野生鳥獣に寄生しているダニによって、人が感染症にかかる場合がある。
  • ウ:野生動物に寄生しているダニは、人に寄生して血を吸うことはない。
答)イ
ダニによって感染症にかかる場合がある。また、ダニには、人と動物の両方に寄生するものがある。
問168:外来生物についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。(問題番号.371)
  • ア:外来生物には、外国から飛んでくる渡り鳥も含まれる。
  • イ:アライグマやヌートリアは、外来生物である。
  • ウ:外来生物とは、本来、その土地に生息・生育していなかった生物のことである。
答)ア
外来生物とは、人為によって他から入り込んだ生物のことであり、渡り鳥は含まれない。
問169:「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下「外来生物法」という)」についての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.372)
  • ア:外来生物法で指定されている特定外来生物の動物は、本来我が国に生息していなかった生物であるので、野外に放つことは規制されているが、飼育をすることについては規制されていない。
  • イ:外来生物法で特定外来生物に指定されている鳥獣には、狩猟鳥獣となっているものはない。
  • ウ:外来生物法では、被害の発生を防止するために、特定外来生物の防除を行うことが規定されている。
答)ウ
特定外来生物については、野外に放つことや飼育することが規制されるとともに、防除を行うことが規定されている。狩猟鳥獣のアライグマなども特定外来生物である。
問170:外来種の増加についての次の記述のうち、適切なものはどれか。(問題番号.373)
  • ア:鳥獣の種数が増えるので、狩猟にとっては良いことである。
  • イ:生態系に悪影響を与えるおそれがあるので、好ましいことではない。
  • ウ:品種改良などに見られるように病気に強い種ができる可能性が高まるので、生態系にとって良い面もある。
答)イ
農林水産業被害、希少種の捕食等の問題を引き起こすおそれがあり、大きな問題である。