罠猟免許 試験対策|過去問と解説
わな猟免許では、くくりわな・はこわななどの猟具の構造や設置条件、対象動物の行動特性、安全措置などに関する出題が中心です。技能試験も含まれるため実践知識が重要です。
わな猟免許とは?
わな猟免許は、くくりわな・箱わなを使用してイノシシやシカなどの野生動物を捕獲するための免許です。銃を使わないため、取得のハードルが比較的低く、初心者にもおすすめです。
このページでは、わな猟免許試験に出題される筆記問題をまとめています。法令や識別に関する問題を中心に、合格に役立つ内容を掲載しています。
▶ 狩猟免許の種類と違いを比較する
▶ 狩猟免許と銃の所持許可の違いを知る
狩猟鳥獣イラスト問題
わな猟免許では、紙芝居形式のイラストを使った狩猟鳥獣の識別問題が行われます。
▶ 狩猟鳥獣イラスト問題
わな猟問題 過去問
わな猟に関する問題は、適法なわなの使用方法や設置条件、安全に関する規定などが中心です。
特に、わな猟の実施に関する法律的な細かい部分が出題されることが多いので、基本的な規定をしっかりと覚えておくことが重要です。
このページでは、わな猟に関する問題の出題内容を記載しています。
猟種全カテゴリ問題はこちらで見ることができます。
狩猟免許試験は全10問出題されます。
2024年の例題集から抜粋していますので、法律が改訂されたりして答えが違う場合はご連絡ください。メールフォームはこちら
※問題文をクリックすると選択肢・解答が表示されます。
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1〜10 / 33問(1 / 4ページ)
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問1:No.17 狩猟に使用できる猟具の種類についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:くくりわな、はこわな、囲いわな、おしである。
- イ:わな猟免許を取得している者が使用できるわなは、くくりわな、はこわな、はこおとし、とらばさみである。
- ウ:網猟免許を取得している者が使用できる網は、むそう網、はり網、つき網、なげ網である。
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答)ウ
ア:おしの使用は禁止猟法を車の中、イ:とらばさみの使用は禁止猟法
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問2:No.18 猟法の使用規制についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められており、その範囲内であればすべての猟法を使用することができる。
- イ:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められているが、一部の猟法の使用については、鳥獣の保護繁殖等を図るために、市町村長の許可を受けることとされている。
- ウ:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められているが、一部の猟法については、鳥獣の保護繁殖等を図るために、使用が禁止されている
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答)ウ
法定猟法であっても、必要に応じて、禁止されている。
例:狩猟鳥に対するわなの使用・クマに対するはこわなやくくりわなの使
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問3:No.19 狩猟で使用する猟具や猟法についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:とりもちは、危険性が小さく簡便な猟具であり、使用できる。
- イ:はり網のうち谷切網は、人が操作することによって網を動かして狩猟鳥を捕獲する猟具であり、使用できる。
- ウ:はこわな及びくくりわなは、ツキノワグマ及びヒグマの捕獲に使用できる。
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答)イ
ア:とりもちの使用は禁止猟法、ウ:はこわなやくくりわなの使用は法定猟法だが、ツキノワグマ及びヒグマに対する使用は禁止されている
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問4:No.28 28狩猟において使用する猟具についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:ニホンジカやイノシシなどを捕獲するためにくくりわなやはこわなを使用する場合は、同時に合計30個を超えるわなを使用してはいけない。
- イ:ニホンジカを捕獲するためにくくりわなを使用する場合は、輪の直径が15センチメートル以下のものであれば使用してもよい。
- ウ:イノシシを捕獲するためにくくりわなを使用する場合は、ワイヤーの直径が4ミリメートル以上のものであれば、締付け防止金具及びより戻しが装着されていなくても、使用してもよい。
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答)ア
同時に31個以上のわなの使用は禁止でくくりわなを使用する場合は、次の構造等を備えていなければならない。
1、イノシシやニホンジカ
・輪の直径が12センチ以下
・締付け防止金具
・より戻し
・ワイヤーの直径が4ミリ以上
2、上記以外の獣類(クマ類を除く)
・輪の直径が12センチ以下
・締付け防止金具
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問5:No.29 狩猟免許の有効範囲についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:狩猟免許の有効範囲は、全国である。
- イ:狩猟免許の有効範囲は、免許を受けた都道府県内に限定される。
- ウ:狩猟免許の有効範囲は、免許を受けた都道府県とその隣接都道府県に限定される。
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答)ア
全国で有効
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問6:No.66 狩猟鳥獣の捕獲が禁止されている場所についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鳥獣保護区は、鳥獣の保護を図るための場所なので、銃器による捕獲は原則として禁止されているが、網又はわなによる捕獲はできる。
- イ:休猟区は、狩猟鳥獣の増加を図るための場所なので、減少した狩猟鳥獣に限って捕獲は禁止されている。
- ウ:社寺境内では、その神聖さや尊厳を保持するために、捕獲は原則として禁止されている。
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答)ウ
ア:鳥獣保護区は、猟法によらず捕獲は原則禁止
イ:休猟区は、減少している狩猟鳥獣の増加を図るために設定されるが、捕獲は原則として禁止されている
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問7:No.70 70:狩猟鳥獣の捕獲が禁止されている場所についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:国道、都道府県道、市町村道においては捕獲が禁止されているが、農道及び林道においては捕獲が認められている。
- イ:公道の上における捕獲は、すべて禁止されている。
- ウ:公道の上における捕獲は禁止されているが、くくりわなにかかった獲物が公道にはみ出した場合の捕獲は認められている。
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答)イ
ア:農道や林道も公道。捕獲は禁止されている。
ウ:わなが公道以外のところに設置されていても、わなにかかった獲物が公道にはみ出した場合は、公道での捕獲とみなされる。
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問8:No.74 特定猟具使用禁止区域についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:特定猟具の使用による危険を未然に防止するため又は静穏を保つために、都道府県知事により指定される。
- イ:特定の鳥獣の保護繁殖を図るために、都道府県知事により指定される。
- ウ:特定猟具を使用する狩猟者が集中することによる危険を防止するために、環境大臣により指定される。
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答)ア
目的:危険防止と静穏維持
指定主体:知事
規制内容:各区域ごとに指定された特定猟具の使用の禁止
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問9:No.97 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
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- ア:むそう網の一種の片むそう
- イ:むそう網の一種の双むそう
- ウ:むそう網の一種の穂打ち
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答)ウ
むそう網の一種の穂打ち(折りたたみ式のテントのような構造)
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問10:No.118 118:次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
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- ア:くくりわなの一種
- イ:はこわなの一種
- ウ:とらばさみの一種
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答)ア
くくりわな
色々なタイプがあるが、図はひきずり型とピラミッド型。この他に鳥居型、はねあげ型 バネ式などがある。