罠猟免許 試験対策|過去問と解説

わな猟免許では、くくりわな・はこわななどの猟具の構造や設置条件、対象動物の行動特性、安全措置などに関する出題が中心です。技能試験も含まれるため実践知識が重要です。

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問21:No.129 「はこわな」と「囲いわな」の構造の違いに関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:わなの内部に、餌を置いておくのが「はこわな」であり、餌を置かないのが「囲いわな」である。
  • イ:半分を超える屋根型の天井部分があるのは「はこわな」であり、天井部分がない又はあっても半分以下のは「囲いわな」である。
  • ウ:側面が透けて見えないように板などでできているのは「はこわな」であり、側面が透けて見えるように金網や鉄格子などでできているのは「囲いわな」である。
答)イ
「はこわな」も「囲いわな」も、わなの中に獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入口が半自動的に閉まることにより、獣を閉じ込めて捕えるわなのことである。このうち、囲いわなは、天井(半分以下)を除く周辺を杭や金網、鉄格子等で囲い込むものをいう。
問22:No.130 はこわなについての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:箱の中に獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入口が半自動的に閉まることにより、獣を閉じ込めて捕獲するわなのことである。
  • イ:箱の中に獣が入り込むと、迷路のようになっていることにより、獣が逃げ出せなくなるわなのことである。
  • ウ:箱の中に獣が入り込むと、内部に張られた網にからめとられることにより、獣が逃げ出せなくなるわなのことである。
答)ア
問23:No.131 筒式イタチ捕獲器のストッパーに関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:非狩猟鳥獣のイタチ(メス)などがかかった場合にへい死しないように、ひもの途中にこぶなどを作って首を締めきらないようにするためのものである。
  • イ:かかった獣が逃げ出さないように、筒の出入口をふさぐためのものである。
  • ウ:筒式イタチ捕獲器が設置場所から容易に移動しないように、地面に固定するためのものである。
答)ア
問24:No.132 はこおとしの「さん」に関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:箱の中に入り込んだ獣が逆戻りできないように、入口をふさぐためのものである。
  • イ:箱の中に入り込んだ獣を圧殺しないように、天井板が途中でストップするためのものである。
  • ウ:箱の中に獣をおびき寄せるためのものである。
答)イ
問25:No.133 イタチ(オス)を捕獲するための猟具である「はこおとし」の構造についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:天井部が落下し、底板と密着して獲物を圧殺するようにできている。
  • イ:天井部が落下するが、底板の数センチメートル上にある「さん」でとまって獲物を閉じこめるようにできている。
  • ウ:箱の床部にとりもちが塗ってあり、獲物がいったん箱の中にはいったら逃げられないようにできている。
答)イ
ア:禁止行為のおしの説明である。 ウ:とりもちは、使用が禁止されている。
問26:No.134 イタチ(オス)を捕獲するための猟具でもある「筒式イタチ捕獲器」の構造についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:獲物が筒の中に入ると仕掛けがはずれ、糸や針金により獲物の首を締めて捕獲する構造のわなである。首が締まりすぎて誤って入った他の鳥獣を殺すことのないようストッパーがついている。
  • イ:獲物が筒の中に入ると仕掛けがはずれ、糸や針金により獲物の脚を締めて捕獲する構造のわなである。
  • ウ:獲物が筒の中に入ると出入口の戸が落ち、筒の中に獲物を閉じこめて捕獲する構造のわなである。
答)ア
非狩猟鳥獣であるイタチ(メス)などを誤って捕獲してしまわないように、ストッパーがついている。
問27:No.135 イノシシを捕獲するくくりわなの適正な使用方法についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:イノシシの通り道(けものみち)に仕掛けるときは、必ず足をつくと思われる場所を探して設置するとかかりやすくなる。
  • イ:単にイノシシの脚がくくられただけでは逃げられてしまうことがあるので、かかったイノシシの体が吊り上げられるようにする。
  • ウ:ツキノワグマも捕獲することができるように、輪の大きさや仕掛ける場所を工夫する。
答)ア
イノシシなどを宙づりにできるものは、禁止猟具(危険なわな)である。 くくりわなで、ツキノワグマやヒグマを捕獲することは禁止されている。
問28:No.136 くくりわなの適正な使用方法についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:一般に鳥獣は、油のにおいのするものを避ける習性があるので、金属製のくくりわなを使用するときには油を拭き取っておくようにする。
  • イ:一般に鳥獣は、光るものを好む習性があるので、金属製のくくりわなを使用するときには、さびや汚れをとって磨いておくようにする。
  • ウ:色々な種類の獣をつかまえられるように、輪の直径はできるだけ大きくしておくようにする。
答)ア
一般に鳥獣は、光る物や油のにおいのするものは避ける習性がある。また、輪の直径が12センチメートルを超えるくくりわなの使用は禁止されている。
問29:No.137 狩猟におけるとらばさみの使用についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:内径の最大長が12cm以上のとらばさみに限り、使用が禁止されている。
  • イ:のこぎり歯(鋸歯)のあるとらばさみに限り、使用が禁止されている。
  • ウ:すべてのとらばさみについて、使用が禁止されている。
答)ウ
以前は内径の最大長が12cm以上のとらばさみ、のこぎり歯(鋸歯)のあるとらばさみに限り、使用が禁止されていた。平成19年猟期からは、すべてのとらばさみについて狩猟における使用が禁止されている。
問30:No.359 わな猟における錯誤捕獲を未然に防ぐための対応についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • ア:錯誤捕獲された鳥獣を速やかに放すことができるように、頻繁にわなの見回りを行う。
  • イ:猟期の終了後は、わなは速やかに撤去・回収しなければならない。
  • ウ:わなを同時に15個以上使用した場合は、錯誤捕獲が起きないよう朝晩の毎日2回見回りを行うことが鳥獣法で義務付けられている。
答)ウ
見回りの回数について義務付ける規定はない。