私は北海道在住の20代男性会社員です。大学を卒業後に地元の企業へ就職し、休日にはキャンプや登山を楽しむアウトドア好きです。以前から「狩猟」には興味があったものの、実際に行動に移すには少しハードルが高いと感じていました。しかし近年、ジビエ料理が注目される中で「自分で獲ったものを自分で食べる」という暮らし方に強く惹かれ、ついに第一種銃猟免許の取得にチャレンジすることにしました。
なぜ受験しようと思ったのか
きっかけは、あるYouTubeチャンネルで見た「猟師の日常」でした。自然の中で動物と向き合いながら生活している姿に感動し、「自分もあんな風に自然と関わりたい」と思うようになりました。また、災害時や物価高騰といった社会の不安定さを背景に、食料の自給能力を持っておきたいと考えるようにもなりました。
さらに、北海道ではシカやイノシシの農作物被害が深刻で、その駆除活動にも役立てることができるという点に社会的意義も感じました。単なる趣味ではなく、地域貢献にもつながると確信し、第一種銃猟免許を目指すことを決意しました。
勉強方法と使った教材
最初は何から始めて良いか分からなかったので、ネットで調べた結果、地元の猟友会が開催している「予備講習」に申し込みました。この講習では、法令の要点や銃の構造、安全管理の注意点、筆記試験のポイントなどをベテラン猟師の方がわかりやすく解説してくれました。
講習を受けた後は、都道府県が配布している「狩猟免許試験例題集」を1日1〜2時間ほど使って反復学習。特に法令問題は文章が固いため、声に出して読むことで理解を深めました。加えて、当サイトのカテゴリ別過去問ページも活用し、スマホでも勉強できる環境を整えました。
試験当日の様子
試験会場は地元の公民館で、当日は30人ほどの受験者が集まっていました。年齢層は30代〜60代が中心で、私のような20代は少数派でした。開始前には係の方が試験の流れや注意点を説明してくれたので、緊張はありつつも落ち着いて臨めました。
筆記試験は50分間で、例題集に非常に近い問題が多く出題されました。特に「銃の保管方法」や「人間の安全確保に関する設問」は、講習で強調されたポイントそのままだったのでスムーズに回答できました。問題用紙には「選択式」と「記述式」の両方がありましたが、例題を繰り返していたおかげで十分対応できました。
合格通知を受け取って
試験から1週間ほどで、県から合格通知が届きました。結果を見た瞬間は本当に嬉しくて、これまでの努力が報われた気がしました。合格後は「銃の所持許可」に向けた申請が始まります。警察署での面接、身辺調査、精神科の診断書提出など手続きは多いですが、すでにスケジュールを立てて順調に進めています。
ここまできてようやく「スタート地点に立てた」と実感しました。狩猟免許を取っただけでは狩りはできませんが、一歩ずつ確実に進んでいけることがモチベーションになっています。
これから受験する人へアドバイス
私が強くお勧めしたいのは、猟友会の予備講習に参加することです。独学では理解が難しい法令や銃の構造を、実際の使用経験に基づいた話で教えてもらえるため、記憶に残りやすくなります。講習費用は1万円程度でしたが、その価値は十分にありました。
また、例題集を繰り返すことが合格への最短ルートです。過去問の反復こそが合格の鍵になります。当サイトのようなカテゴリ別問題集を活用すれば、苦手分野を重点的に復習することもできます。しっかり準備すれば一発合格も夢ではありません。