私は北海道で自営業をしている40代女性です。夫と二人の子どもと暮らしながら、小規模なカフェを運営しています。昔から田舎暮らしに憧れており、できるだけ自然と共にある生活を実現したいと考えてきました。その中で「狩猟」という手段に出会い、特に身体的負担が比較的少ない「わな猟免許」の取得を目指すことにしました。
なぜ受験しようと思ったのか
コロナ禍をきっかけに生活を見直したことが大きな転機でした。食の安全や自給力、そして自然との関わりに目を向けるようになり、狩猟がその一歩になると感じました。また、家庭菜園で育てた野菜を野生鳥獣の食害から守ることも目的の一つです。
「母親でありながら猟師になる」ことに最初は不安もありましたが、同じように猟を始めた女性の体験談に勇気をもらい、思い切ってわな猟免許の取得に踏み出しました。
勉強方法と使った教材
私の場合、育児や仕事の合間にまとまった時間が取れないため、すきま時間を有効活用することがカギでした。都道府県から配布される「狩猟免許試験例題集」をメインに、毎日15〜30分程度を目安にコツコツ取り組みました。
特に法令や鳥獣保護に関する部分は馴染みがなく、最初は理解に苦労しましたが、スマホで当サイトの過去問ページを繰り返し閲覧することで、徐々にポイントを掴むことができました。書きながら覚える、声に出す、といった学習法も併用しました。
試験当日の様子
試験当日は市内の公民館で行われ、年齢層は20〜70代までさまざま。女性は私を含めて5人ほどいました。少し緊張していましたが、試験官の方々の対応が丁寧で安心感がありました。
筆記試験はマークシート方式で、「罠の種類と設置方法」「法令に関する基本知識」などが出題されました。例題集と非常に近い問題が多く、しっかり対策していれば特に難しくは感じませんでした。私は最後まで見直す時間も確保できました。
合格通知を受け取って
受験後10日ほどで合格通知が届き、思わず子どもたちと一緒に喜びました。家庭と仕事の合間にコツコツ勉強していた日々が報われたような気がしました。これで「猟師ママ」の第一歩がスタートです。
今は狩猟者登録や狩猟保険の準備、地域のベテラン猟師との交流などを進めています。まだ実際の狩猟には至っていませんが、着実に準備を進めており、秋の猟期にはデビューできそうです。
これから受験する人へアドバイス
わな猟免許は、女性や体力に不安のある方でも比較的取り組みやすい試験です。特別な知識や経験がなくても、例題集と当サイトの問題を繰り返し解けば、十分に合格レベルに到達できます。
また、育児や仕事で忙しい方でも「毎日少しずつ積み重ねる」ことを意識すれば、必ず合格できます。私は「今日も5分だけやろう」と決めて続けました。自分のペースで無理なく続けることが、合格への一番の近道だと思います。