私は岐阜県で林業に携わる40代の女性です。伐採や間伐、山林の整備などの業務に従事していますが、近年はシカやイノシシの増加により、山の中での作業が危険を伴うことも増えてきました。

山林保護と安全確保のため、所属する林業組合から「わな猟免許を取得しておくとよい」と勧められ、受験を決意しました。

なぜ受験しようと思ったのか

日々の現場で野生動物と遭遇する機会が増えたためです。特に春先や秋には山道でイノシシが出没し、作業を中断せざるを得ないケースも。獣害による事故リスクを減らすには、正しい知識と許可のもとで対応できる力が必要だと感じました。

また、女性のハンターが増えているという情報も後押しになり、挑戦を決意しました。

勉強方法と使った教材

岐阜県の環境課から配布された「狩猟免許試験例題集」と、職場の先輩がくれた過去のメモが勉強の軸でした。わなの構造や設置の原理、法律に関する知識は最初は難しく感じましたが、絵や図を描きながら理解を深めるよう努めました。

通勤時や昼休みにスマホでこのサイト(shuryo-menkyo.com)の問題を繰り返し解くことで、着実に理解できました。

試験当日の様子

試験会場には私を含め15名ほどの受験者が集まっていました。女性は2人。試験官の説明は丁寧で、緊張をやわらげてくれました。

筆記試験では、法令、識別、猟具の3分野に分かれ、例題集と非常に似た問題が多く出ました。わな猟に関する選択問題では設置に関するルールを問う内容が印象的でした。

実技では、設置器具の識別、手順の口述確認、安全確認などが行われました。女性だからといって特別扱いされることはなく、他の受験者と同様の対応でした。

合格通知を受け取って

試験の2週間後に合格通知が届き、職場で報告した際にはとても喜んでもらえました。今後は、有害鳥獣駆除の一部に参加し、林業作業を安全に進める一助となる予定です。

女性ということで不安もありましたが、周囲のサポートと自分の努力で無事合格できたことが、大きな自信になりました。

これから受験する人へアドバイス

わな猟免許は、理論とルールを理解すれば性別・体力に関係なく取得できます。現場での実践力を高めるうえで、非常に有用な資格だと感じました。

女性や初心者でも独学で十分対応できますし、当サイトのような過去問解説があるサイトを活用すれば、短期間でも合格は可能です。猟師の世界に一歩踏み出したい方に、ぜひ挑戦してもらいたいです。