猟銃の所持にはいくらかかる? 初期費用と維持費を徹底解説!

このページでは、猟銃を所持するために必要な初期費用・年間維持費の目安を、具体的な金額とともに解説します。

初期費用の内訳

項目費用目安補足
猟銃等講習会・試験手数料8,000〜15,000円都道府県によって異なる
診断書(精神・身体)5,000〜10,000円医療機関で取得
教習射撃費用10,000〜30,000円射撃場や銃砲店にて
銃ロッカー+装弾ロッカー30,000〜50,000円新品・中古で差あり
実銃(散弾銃・空気銃など)50,000〜150,000円種類・新品/中古により異なる
申請用収入証紙・印紙など10,000円前後各申請で必要

合計:およそ 120,000〜250,000円

年間維持費・定期的にかかる費用

  • 狩猟税:8,200円(第一種銃猟の例)
  • 狩猟者登録費用:2,000〜3,000円
  • 保険(猟友会経由):5,000〜15,000円
  • 所持許可更新費用(3年ごと):5,000〜10,000円

節約のコツと注意点

  • 中古の銃・ロッカーを活用すると初期費用を抑えられる
  • 地域によっては猟友会で講習・登録費用が一括になることも
  • 所持後も定期的に更新や講習が必要なので、維持費を継続的に確保する必要あり

猟銃所持許可の更新と費用

猟銃の所持許可は3年ごとの更新が必要で、次のような費用がかかります:

更新手続きが遅れると許可が失効するため、スケジュールには余裕を持って準備しましょう。

地域による費用差と助成金制度

猟銃所持にかかる費用は都道府県ごとに差があり、一部自治体では講習会費用や診断書取得に対する補助金制度もあります。

申請前にお住まいの地域の公安委員会や猟友会に確認するのがおすすめです。

2025年法改正:ハーフライフルがライフル扱いに

2025年3月の法改正により、ハーフライフル銃は「ライフル銃」として扱われるようになりました。

これにより、従来のハーフライフルと散弾銃の区別が変わり、許可要件・申請費用・講習内容も変更される可能性があります。詳細は各公安委員会に確認してください。

【例】初年度にかかる総費用シミュレーション

費用項目目安金額
猟銃等講習会・診断書・教習費30,000〜50,000円
実銃・ロッカー等の備品80,000〜150,000円
保険・狩猟税・登録費15,000〜25,000円
合計目安125,000〜225,000円

よくある質問(Q&A)

Q. 初年度にかかる総費用はいくら?
銃の種類や地域、準備内容によりますが、およそ15万〜25万円が目安です。
Q. 所持許可の更新時にもお金がかかる?
はい。3年ごとの更新には手数料や診断書取得で約5,000〜10,000円程度かかります。
Q. 講習会と試験は別料金ですか?
基本的にセットになっていることが多いですが、地域により別途費用がかかる場合があります。
Q. 猟友会に入ると費用は安くなりますか?
講習や保険がパッケージ化されてお得な地域もあります。
Q. 実銃は中古でも大丈夫ですか?
法的に問題はありませんが、状態の良いものを信頼できる銃砲店で選ぶことが重要です。
Q. 銃ロッカーは自作してもよい?
公安委員会の基準を満たす必要があるため、市販品を推奨します。
Q. 空気銃と散弾銃で費用は違う?
はい。空気銃の方が本体価格や教習費用がやや安い傾向があります。
Q. 所持申請にかかる日数は?
講習修了後、申請から許可まではおよそ1〜2ヶ月が一般的です。
Q. 家族の同意は必要?
多くの都道府県で家族の同意書が求められます。
Q. 女性でも猟銃所持は可能ですか?
もちろん可能です。特に空気銃などは軽量で扱いやすく、女性猟師も増えています。

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